戦争が終わったらどうするか、どうなるか--BROTHERS
米CNNや米NBC Newsは、プライス中佐は8つあるチームのひとつ、SEALチーム4(SEAL Team 4)を指揮していたと報じている。
この件を直接知る米軍関係者はCNNに、遺族にはプライス中佐は自殺したとみられ調査中だと伝えられたという。この米軍関係者によるとプライス中佐の遺体の1か所から銃弾によるとみられる傷が見つかったが、プライス中佐が軍関係の捜査や何らかのトラブルに巻き込まれていた様子は今のところないという。
プライス中佐は武装勢力の活動が非常に活発なウルズガン州で対テロ作戦を実施する20人を超える特殊部隊員とサポートスタッフを指揮していたとCNNは伝えている。
米海軍の特殊作戦部隊SEALチーム6(SEAL Team 6)は、2001年9月11日の米同時多発テロの首謀者とされる国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者だったウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の捜索と殺害で有名になった。
米海軍特殊部隊の指揮官がアフガニスタンで自殺か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
「映画『永遠の0』」 |
人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演した映画「永遠の0」が、週末興行成績ランキング(興行通信社調べ)で6週連続で1位を獲得したことが27日、明らかになった。25、26日の2日間の興行収入は3億7000万円だった。
永遠の0:「V6」岡田准一主演映画が週末興行“V6”達成 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
司法試験に落ち続け、人生の目標を失いかけた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から祖父の実像が明らかになっていき、やがて戦後60年にわたり封印されてきた驚きの事実にたどり着く。
永遠の0 : 作品情報 - 映画.com
とてもいい映画なので見てない人は映画館で見たほうがいいと思います。この映画の大きな明かされない謎は「臆病者」と言われていた宮部がなぜ特攻に行くことを選んだかということです。宮部は戦場で他の隊員が国のために死ぬことも美徳としている中で、ほとんど唯一人戦争が終わって生き残ることを考えている人物として描かれています。戦争が終わったら妻と生まれたばかりの子に生きて会いに行くという決意は劇中で何度も描かれます。そのため戦後生き残った元整備士や事情を知らない元飛行機乗りからは「臆病者」というレッテルが貼られました。はじめ孫の健太郎はその「臆病者」レッテル貼りを何度も聞かされ、祖父の取材にうんざりしていたのだけど、宮部と話したことがある元パイロットに出会いそれが同じものの違う見方だということを思い知ります。彼はいつ終わるともしれない戦中において(当然系譜学的に考える必要があります)、常に生き残って妻子に会いに行くという戦後の夢を見ていました。そんな宮部がなぜ十死零生、確実に死が待っている特攻を選んだのでしょうか。
サム(トビー・マグワイア)とトミー(ジェイク・ギレンホール)は2人きりの兄弟だが、対照的な人生を送っていた。アメフトのスター選手として学生時代を過ごした兄のサムは、チアリーダーのグレース(ナタリー・ポートマン)と結婚、2人の娘に恵まれる。その後、米軍大尉として功績を残し、人望も厚い男だった。一方、弟のトミーは、長年定職にも就かず、挙句の果てに銀行強盗で服役する。トミーの出所日、サムは数日後に戦地への出発を控えていたが、車で弟を迎えに行く。だが、出所したトミーの居場所はどこにもなかった。元海兵隊の父・ハンク(サム・シェパード)は厄介者の次男に辛辣な言葉を投げつけ、グレースと娘たちも彼への嫌悪を隠そうとしない。トミーが唯一心を開くのは、母親を亡くし、寂しい子供時代を共に支え合ったサムだけであった。ところが、サムが戦地へ旅立って間もなく、サムの一隊がアフガニスタンで撃墜されたとの知らせが届く。現実から逃げるかのように酒に溺れるトミー。そんな彼は次第に、兄が何よりも大切にしていたグレースと娘たちを、自分が支えなくてはと思い始める。以前からグレースが使いづらいと嘆いていたキッチンのリフォームを進めるうちに、娘たちは徐々に笑顔を取り戻し、最初は迷惑そうだったグレースの気持ちも救われていく。グレースの誕生日にキッチンを完成させてからも、トミーは手直しを口実にグレースたちを訪ねる。そしてある夜、初めて本音を語り合ったトミーとグレースはどちらからともなく唇を重ねるのだった。罪悪感を覚えながらも、互いに惹かれていく2人に、ある日一報が届く。サムが生きていたのだ。グレースやトミーたちは、空港に降り立つサムの痩せ細った姿に驚きながらも再会を祝う。だがサムは、もはや以前のサムではなかった。突然わけもなく激怒しては、娘たちを脅えさせ、やがて彼は、執拗にトミーとグレースの仲を疑い始めるのだった……。
マイ・ブラザー | Movie Walker
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アフガニスタンで捕虜になったサムは、アメリカを憎悪するタリバンから肉体的な拷問を受けるだけではなく、家族の情報によって精神的にも追い詰められる。それゆえ彼の歪んだ感情は家族に向かう。この映画には、戦争をする国を生きる家族の苦悩が描き出されている。
マイ・ブラザー : 映画評論・批評 - 映画.com
BROTHERS(邦題:「『マイ・ブラザー』」)はアフガニスタンで死んだと思っていた兄が帰ってくる話です。彼は戦地で拷問を受けた後遺症で性格が出兵前とはまるで別人になっていました。宮部が恐れていたのはこの事だったのではないでしょうか。宮部は乱戦を徹底的に避けて、戦場の最も外側、言わば戦場から最も遠い戦場で戦うことを由としていました。凄い腕があるのになぜ乱戦で戦って戦果をあげないんだ臆病者と同僚から罵られるのですが、宮部は戦場にのめり込むことはしたくなかった、それは戦後を考えていた彼にとっては拷問に等しい
経験になるだろうことを予想していたのだと思います。何より生き残ることが目的ですがそれと同時にというかそれ以上に生き残って妻子を幸せにするのが目的でした。彼がBROTHERSを見てるわけがありませんが、他の性格が変わってしまった隊員をいくつも見てきたのではないでしょうか。「お国のため」と言っている彼らもそうかもしれません。
宮部は映画の中盤あたりからパイロットの教官を任されるようになります。その頃から日本軍の戦況が著しく悪くなるに連れて補給も減り、特攻が作戦の一つに加えられることになります。ここから宮部は特攻に死ににいくもののために戦闘機の操縦を教えなければならないことになります。しかも彼らのほとんどは学徒動員で連れて来られたような、戦争がなければ将来のある若者たちでした。ひと通り操縦方法を教えこんだら彼らを死なせに戦地へ送り出さねばならないのです。特攻が始まる前にも、若者が戦闘機で戦地に行くことに反対していた(そのため上司からボコボコに殴られるのですが)宮部にとってそれはまさに拷問だったのでしょう。そのことで憔悴しきった宮部は特攻を選びます。自分が変わってしまったと思ったのかもしれません。このまま帰っても妻子を幸せにはできないと。宮部は大石が戦闘機に乗る前に遠くの空を見つめているところを見て、彼に希望を託すことになります。
これは極めて現代的な問題でもあります。ここ数年アラブの春を皮切りに世界中に飛び火するように内戦や市民革命のようなものが起こりました(『虐殺器官』は存在したのでしょうか)。シリアでは本格的な内戦が起こりましたが、そこで戦っていた者達はつぎにどこにいくのでしょう。シェパードのような道を選ぶのでしょうか。
英国内の治安維持を担う情報局保安部(MI5)は、シリアで戦闘に参加するためにシリアに入国した英国人の若者は200~300人に上るとみており、こうした過激派が英国内でイスラム教への改宗者を募ったり、英本土でテロ攻撃を行ったりする可能性があるとして懸念を示している。
タイムズが取材した英治安情報筋は、「これらの若者たちのうち、内戦初期に(シリアに)渡った何人かは英国に帰国し、他の若者たちに過激思想を広げては、新たな仲間を従えて再びシリアに向かっている」と指摘している。
シリア内戦に英国人300人参加か、アルカイダ系組織と共闘の4人死亡 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News
リビアから流出した武器が中東全域にあふれ、シリアの内戦により、テロ組織ネットワークの中で最も暴力的な手に負えない分派であるイラクのアルカイダが復活している。イラクのアルカイダは今や、「イラク・アルシャム(シリア)イスラム国」という堂々たる名称を名乗るようになっている。
シリアのバシャル・アル・アサド大統領を政権の座から追いやるための戦いは、イスラム世界の全域のみならず、欧州や北米のイスラムコミュニティーからも、多くの聖戦士志願者を磁石のように引きつけている。
かつては概ね穏健で世俗主義的だった反政府側の自由シリア軍は、より組織的で資金も豊富な聖戦主義組織に徐々に押しのけられていった。これらの組織は、アルカイダと直接結びついている。西側の諜報機関の推定によれば、そうした組織は現在、実質的な反政府軍の80%を占めているという。
アルカイダの復活 大きく変わる国際テロの様相:JBpress(日本ビジネスプレス)
◆3. 子どもの教育が無視されている
難民の半数以上を占める子どもへの対応にも、受け入れ国は苦労している。現地の子どもが通う学校への編入は不可能な上、これだけの人数を収容する施設の新設も極めて難しい。筆者が訪れた国で出会った子どもの大部分は未就学で、どのような形の教育も受けていない。
武力紛争が勃発し、緊急の人道支援が求められる段階では、残念ながら教育は二の次となる。しかし今、見通しを誤れれば5年後には、教育を受けておらず、おそらく公民権すら奪われ、いつ過激派になってもおかしくない世代に世界は対応を迫られることになるだろう。
ニュース - 文化 - シリア難民キャンプで見た5つの事実 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
米軍ではイラク、アフガニスタンへの派兵と並行して2005年以来、自殺が増加していることが指摘されているが、正確な原因は明らかになっていない。2008年には268人だった米軍の年間自殺者数は2011年には301人に増えている。また自殺を試みた兵士の64%には行動障害の病歴があった。
米軍内の自殺増加、戦闘経験とは関連なし 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
9/10/2020
更新
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