2017映画ベスト10

評価したものは映画館で見たものだけです。基本的にブログで言及したものは良い映画だと思っています。その中から十数作品。

(Beauty and the Beast – US Official Final Trailer - YouTube）

1.美女と野獣

「風景が違って見える」　美女と野獣 | kitlog

2.光をくれた人

過去・現在・未来と表情　光をくれた人 | kitlog

3.Hidden Figures（邦題：ドリーム）

検算と正義　Hidden Figures（邦題：ドリーム） | kitlog

（kitlog: 人種主義と多文化主義の共犯、ハン・ソロの不在　スター・ウォーズ／最後のジェダイ）『最後のジェダイ』のレイは『Hidden Figures』での救われないキャサリンかもしれない。

4.gifted／ギフテッド

「英才教育か、子どもらしさか」ではなくて猫（フレッド）　gifted／ギフテッド | kitlog

5.ハクソー・リッジ、ダンケルク

目をつむる、開く　ハクソー・リッジ | kitlog
本のない世界で　ダンケルク | kitlog

これらについては、（kitlog: 人種主義と多文化主義の共犯、ハン・ソロの不在　スター・ウォーズ／最後のジェダイ）の冒頭に評価を書いておいた。

6.IT／イット “それ”が見えたら、終わり。

”それ”はITかジョージーか、記憶と想像について　IT／イット “それ”が見えたら、終わり。 | kitlog

アイデンティティの探求に捧げられる生活は、騒音と憤激に満ちている。「アイデンティティ」は際立っていること、つまりは異なること、そしてその差異が独自性を持っていることを意味する。したがって、アイデンティティの探求にあたっては、区別したり分離したりせざるをえない。しかし、個人のアイデンティティは弱く、また一人だけのアイデンティティ構築は心もとないため、アイデンティティ構築を目指す者たちは、個人的に経験する恐怖や不安をペグ〔くぎ〕を探し出し、その後は、自分と同じく恐怖や不安を感じる人々とともに、悪魔払いの儀式を行うように駆り立てられる。（p28,29）

『コミュニティ』ジグムント・バウマン

7.新感染　ファイナル・エクスプレス

見えなかった娘の歌いたくなかった歌　新感染　ファイナル・エクスプレス | kitlog

米ハリウッドは今、「頭でっかち」の時代を迎えている。（略）

大写しの撮影手法が増えている背景にはエンターテインメント業界を取り巻く環境の変化がある。映画会社は作品がネット上で再生される機会が今後は増えることを理解している。ストリーミング（逐次再生）サービスが映画ビジネスに参入してくればなおさらだ。ワイドショットで撮影された映像はパソコンやスマートフォンの画面では見栄えがあまりよくない。そのため、見やすい大写しの撮影法が魅力的なのだ。

「映画が ネットフリックス やアイチューンズで観られ続けることを、われわれがみな期待しているのは当然で、（大写しの手法は）常に考えなければならないことではある」。黒人少年の成長を描いた映画「ムーンライト」（原題：Moonlight）を撮影したジェームズ・ラクストン氏はそう話す。「よく話題になるわけではないが、われわれの世界を作り上げる際に、考えることであるのは確かだ」

増えるハリウッド映画の超アップ、そのわけは - WSJ

『新感染』の主人公ソグは仕事が忙しくて全然娘のことを見てやれていないのだが、彼は自分がゾンビになりかけたところで彼が一番娘のことをよく見ていたときの記憶を思い出すというのが良かった。娘のことを見ていないというのは様々なシーンで描かれる。娘の歌の発表会を誰かにビデオで撮影してもらっておいて、ソグがそれをビデオカメラについている液晶画面でそういう出来事があったと確認するシーンが有るのだが、その画面は小さく、娘の顔はよくわからない、ソグは娘が学校で歌を歌ったということしか分からない。

8.メッセージ

未来が分かるなら　メッセージ | kitlog

9.ラ・ラ・ランド、ベイビー・ドライバー

Audition　ラ・ラ・ランド | kitlog
kitlog: 僕の言葉は誰かの言葉、君のとき以外は　ベイビー・ドライバー

10.君の膵臓を食べたい

迷子の宝探し　君の膵臓をたべたい | kitlog

次点．マイティ・ソー　バトルロイヤル

戦争の記憶と民主主義者の限界としてのTownship　マイティ・ソー バトルロイヤル | kitlog
民主主義について考えるきっかけになった。

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